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トンネル崩落事故               5月24日

今から11年前の2月に起きた「豊浜トンネル崩落事故」をご記憶でしょうか。
私の住む余市町と隣町古平町にまたがるこのトンネルの中で崩落が起こり、バスや自家用車で通行中だった20名もの尊い命が犠牲になりました。

娘は当時、古平町に住む先生にエレクトーンを習っていました。
その日の朝、先生から「途中のトンネルで崖崩れが起きているらしく通行止めになっているので、今日のレッスンは休みにしてほしい」という電話が入りました。
その時はまだ、こんな大事故が起きていたことは知らずに、時々ある小規模の崖崩れと思っていました。

トンネル崩落事故               5月24日_d0067794_039184.jpg時間が経つにつれ、事故の様子があきらかになり、テレビではどのチャンネルでもこのニュース一色でした。
豊浜というのは、私の生まれた町でしたから、なおのこと他人事とは思えませんでした。
救出が難航し、閉じ込められていた方達が運び出されたのは、事故から一週間も経ってからでした。
       (今は、何事もなかったような           
             豊浜トンネル→)

余市町に買い物の予定だったったという女子中学生、同じく余市での仕事に向かう途中だった中年の方、札幌での雪祭り見物に行くはずだった若いカップル、それぞれの人生までも一瞬のうちに崩壊させてしまったのです。

前年のピアノ・エレクトーン発表会では、同じ先生に習っていた私の娘と、この事故で亡くなった女子中学生等がアンサンブルを組み、演奏していたということも分かりました。

事故があったトンネルを含む国道229号線の海岸ラインは、国定公園(ニセコ・積丹・小樽国定公園)にも指定され風光明媚な場所でもあります。
ところが最近、この辺りのトンネルはどこまでも延長され、それまでのように車で走りながら景色を眺めるということができなくなりました。

トンネル崩落事故               5月24日_d0067794_18253129.gif危険を回避するのが目的だと思いますが、あの切り立った岩のそばを掘削していくのですから、絶対に安全であるという保証は・・・・・・・多分ないのでしょうね。
by tazu0617 | 2007-05-24 03:35 | 過去---想い出の頁
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